2015年2月24日火曜日

外掛けフィルター 改造 AT-20

水槽にフィルターは、必需品です。
我家では テトラ AT-20 を使っていますが、すぐにこの状態になります。


水、あふれそう・・・・・。

フィルターのバイオバックJrが汚れるとこのようになるのですが、これが結構汚れるのが早い。

そして、3個パックで600円くらいと微妙なお値段。

それより気になるのが、せっかく繁殖したバクテリアごと捨てるというもったいなさ。

何回かは洗って再利用していましたが、手が汚れるしメンドクサイ。


というわけで、定番の外掛けフィルター改造を行いました。



準備するもの

1.園芸用鉢底ネット・・・・・ダイソーで100円


2.プラ板・・・・・これもダイソーで100円


3.コトブキ ダブルバイオ・・・・・・・通販でも450円くらい


準備するのはこれだけです。合計約650円。かなり経済的。


加工


1.園芸ネットの加工

  まず、園芸用鉢底ネットを使って底の部分を作ります。私は型紙を先に作ります。

長方形の底の大きさに水が通る空間として約1cmくらいの耳の部分を付けました。この部分を折り曲げると底が持ち上がり、空間ができるようにしました。


長方形に当たる部分は器具に合わせて寸法を測って作れば、AT-20以外でも使えると思います。
これを園芸用ネットに当てて、ハサミで切り抜きます。


こんな感じで型紙を当てながらネットを切り抜きます。

切り抜いたのがこちら。


切り抜いたら耳に当たる部分を折って長方形にして、濾過槽の底にする訳ですがそのままでは背面の角度調整つまみ取り付け穴が邪魔で素直に入りません。


このように底に敷くわけですが、


この部分が引っかかるので、邪魔な部分を切ってあげます。


バッチリ底に設置できました。
これで、底ネット部分の加工は完成です。


2.プラ板の加工

  プラ板で濾過槽の仕切り板を作ります。標準のバイオバックをつける溝を使って濾過槽を二つに仕切る訳です。


透明で見にくいですが、こんな感じで作りました。下にいくほど濾過槽が狭くなっているのでその形に合わせて台形に作ってしまいたい気持ちになりますが、普通に長方形の形でも、これといって問題なく溝にはまります。

プラ板の加工もこれで完了。

3.ろ材を入れる

  買っておいた コトブキ ダブルバイオ の中には二種類のろ材が入っています。


左が大きいリング状のろ材、右が小粒状のろ材がキレイにネットに入っています。

これを、奥の方に大きいリング状の、手前に小粒のろ材を入れます。水の流れ具合によっては前後逆にしたりして、いろいろ試してみるのも良いと思います。(どちらか一方にして片方にウール入れたりも良いかも)

けっこう入れるのに手間がかかりますが、割箸などで押し込み、ギュウギュウ詰めにしながら押し込みます。

濾過槽を水平にしたりすると入れやすいのですが、逆に言えば水が入った状態で入れ替えするのはかなり大変だと思います。

セットが完了した状態がこちら


水の流れはこんな感じで上からきた水が下のネット部分のすき間を通って、また上に上がっていく状態にしました。

4.パイプの加工

  水中ポンプの水が、ろ材の上の方に行くようにポンプのパイプ部分を横向きにします。

この灰色のプラスチックの部分です。この先を見ると今は真っ直ぐ下に水が出るようになっているので、この先を左に曲げてやろうと思います。

幸いジョイントになっているので左に回転するだけでいけると思っていましたが、溝の幅が足りないので、少しパイプを削ってやります。


だいたい、このくらいでしょうか。切りすぎるともう、どうにもなりませんので慎重にニッパーなどで削っていきます。それを組み込んだ完成品がこちら。


このような感じで完成となります。

使用感


現在の使用状況はこんな感じになっています。


けっこう、良い状態で順調に動いています。何より汚れるたびにフィルターを捨てなくても良いのは何よりもうれしいものです。水が溢れる状態になってきたら、水槽の水で軽く洗ってまた再使用します。これでバクテリアもそのままという訳です。

最大の水流状態では水量が多すぎるようなので、水流は調整して使っています。

※改造は自己責任で改造後の水漏れなどチェックできる状態で慎重に行なってくださいね。





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